メガネを新調する際にかかる費用の目安について解説!
「遠くが見えない」「モニターの文字が見にくい」「手元が見づらくなってきた」「目が疲れやすい」など視力に関する悩みを抱える方は、メガネの購入を検討することになります。これまでかけていたメガネが古くなったり、度数があわなくなったりしている場合もあるでしょう。そこで今回は、メガネを新調するときの費用の目安について解説します。
メガネを新調する際にかかる費用の目安
メガネは、視力を補うツールでありながら、今やファッションアイテムとしての地位も確立しています。機能面はもちろん、オシャレにメガネを楽しみたいという方も多いのではないでしょうか。メガネの価格は、レンズとフレーム一式の価格設定の場合もあれば、レンズとフレームは別価格になっているものもあります。
以前に比べ、メガネの価格は安くなってきています。また、フレームの素材やレンズの設計技術も日々進化し、より機能的なメガネが開発されています。近年では、メガネを新調する際の費用目安としては、約2万円が基準価格といえます。もちろん、これより安いものもあるうえ、レンズやフレームにこだわれば高額になります。
メガネの値段を左右する要素
メガネの値段は素材や店舗によって異なりますが、価格を左右するポイントとしては、以下の3点が挙げられます。
レンズ
メガネのレンズには、単焦点レンズと多焦点レンズがあります。一般的に用いられる単焦点レンズは、使う方の視力に合わせて、近視、遠視、乱視などの視力を補正するためのもので、1枚のレンズで補正機能は1つのみです。ただ、40代以降になると、多くの方に老眼の傾向がみられます。こういった場合、遠くのものも手元のものも見えるよう、1枚のレンズで度数が変化する多焦点レンズ(遠近両用)が必要になります。
このようなレンズの種類によって、価格は変わります。また、ゆがみが少ないレンズや薄型のレンズ、傷防止加工、ブルーライトカットなどの付加価値を求めると、その分価格も高くなります。
フレーム
メガネのフレームは、さまざまな材質のものがあります。高価なものであれば18.金やべっこう素材があり、比較的安価なのがプラスチック素材です。
プラスチックはアレルギーの心配もなく、加工しやすいといった特徴があり、デザイン性が高いことも利点です。ただ、劣化が早いのが難点で、通常2~3年が寿命とされています。フレームが太いものだと頑丈で寿命も延びますが、その分メガネ自体が重くなり、長時間かけていると疲れやすいというデメリットがあります。
そのほか広く流通しているのが、チタンやステンレス、アルミ、金、プラチナなど、金属素材のメタルフレームです。プラスチックに比べて素材自体が高価であり、製造工程も多くなることから価格は高くなりますが、柔軟性や耐久性の高さが何よりの利点です。フレーム自体を骨格に合わせて細かく調整できるため、顔にフィットしやすく、フレームを細くすることで軽量化できます。そのため、ストレスが少なく、長時間使用も楽になるといったメリットがあります。
このように、フレームの素材によって、メガネの価格も変動します。
加工費
メガネは、店舗に並んでいる状態でそのまま販売するわけではありません。スタッフが一人ひとりの視力を測り、目の位置なども測定したうえで、レンズやフレームを加工します。テンプル部分がきつかったり、食い込んでいたりすると頭痛を引き起こすこともあります。
そのため顔の大きさや骨格に合わせて、微調整も必要です。メガネは、店頭に並んでいるものをスタッフが加工してはじめて完成品となり、お客さんにお渡しすることになるのです。メガネの価格には、こういった加工費が別料金になる場合と、価格に含まれている場合があります。店舗によってシステムが違うので、確認しておきましょう。
メガネ屋を選ぶ際にチェックするべきポイント
メガネを選ぶ際には、まずは自分の視力に合わせて、どのようなレンズを選ぶかが大切。また、かけ心地やかけたときの印象によって、どのようなフレームを選ぶかも重要なポイントです。そして何より重視したいのが、店舗のスタッフとのコミュニケーションです。
上記のように、メガネはスタッフが加工してはじめて完成品となるため、視力検査や目の位置の測定、普段の生活、どのようなシーンでメガネを使用するのかが、とても重要になるからです。メガネ店には「眼鏡作成技能士」という国家資格を取得したスタッフが常駐している店舗もあります。メガネ店を選ぶときには、スタッフの技術やコミュニケーション力もチェックしておきましょう。
まとめ
パソコンやスマートフォンの普及により、私たちの目は思っている以上に酷使されています。そのため、メガネを必要とする方も増えています。レンズやフレームは用途や好みで選びましょう。そして重要なポイントは、黒目の位置がレンズの真ん中のあたりに収まっていること。これが、メガネをかけた姿が自然に見えるポイントです。長く付き合い、顔の一部となるメガネなので、納得できるまで試着し、スタッフとのコミュニケーションを充分にとったうえで、自分にぴったりのメガネを選びましょう。