メガネ屋を選ぶならどこをチェックすべき?注目すべきポイントとは
現在は、昔と違って、さまざまな場所でメガネを購入できるようになっています。色々な場所で買えるからこそ、どこで購入しようか悩んでしまいますね。メガネ屋さんを選ぶ際は、どのような点に注意して選ぶとよいのでしょうか。この記事では、メガネ屋さん選びのポイントをまとめておきます。
もくじ
メガネ屋にも種類がある
まずは、どのようなメガネ屋さんがあるのか、メガネ屋さんの種類をみておきましょう。
商店街に昔からあるメガネ屋さん
昔から商店街の中にあるメガネ屋さんは、年配の方が経営されていることが多く、販売経験が長いお店が多いです。昔からあるので、親子で利用しているという方もいるでしょう。地域に密着しているメガネ屋さんは、相談のしやすさや購入後の相談を気軽にできる点などが魅力です。
チェーン店
リーズナブルな価格と豊富な品揃えでナンバーワンといえるのはチェーン店でしょう。チェーン店は、全国展開していることも多く、購入したメガネのアフターサポートも受けやすいです。転勤が多い方も、チェーン店で購入すれば、転勤先でも同じ系列のお店を利用できる可能性が高くなります。
コンセプトショップ
特定のメガネやこだわりのメガネに特化しているお店です。通常のお店で購入できないメガネが欲しい方におすすめです。
ネット通販
ネット通販でもメガネが販売されています。チェーン店は、ネット販売も行っているケースが多いです。店頭になくてもネットだけで販売されていて、ネット限定のサービスもありお得に購入できるようになっています。
メガネ屋を選ぶときに注目すべきポイント
メガネ屋を選ぶときには、どのような点に注意するとよいのでしょうか。注意しておきたいポイントについてまとめておきます。
まずはお店に行ってみる
ホームページでもお店の情報を見ることはできますが、まずはお店に足を運んでみてください。チェーン店の場合、各店舗で雰囲気は異なるので、直接お店を見てみることをおすすめします。
お店に行くと購入を勧められるかも…と思われるかもしれませが、声をかけられたときは「今日は見るだけなので」と伝えれば問題ありません。そこで押し売りしてくるようなお店の場合は、その店舗を利用することはやめようと判断しやすくなります。
店員さんと話をしてみる
メガネ選びは、自分に合うメガネを探すために店員さんとのコミュニケーションが重要になります。そこで、店員さんと話をしてみましょう。
話をしてみて、会話しやすいと感じるか、メガネの知識は豊富か、よいアドバイスをくれるかということを確認しましょう。話しやすく、相談がしやすいお店を利用してください。
購入後のアフターサポートを確認
メガネを購入した後のアフターサポートも確認してください。視力は変ることがあるので、メガネもそれに合わせた調整が必要になります。細かな対応をしてくれるメガネ屋さんを選びましょう。
認定眼鏡士がいるお店を選ぶ
メガネについて知識があり、メガネの調整技術も持っている認定眼鏡士がいるメガネ店を選ぶようにしましょう。
認定眼鏡士がいるメガネ屋がおすすめ
メガネ屋さんを選ぶ際は、認定眼鏡士がいるメガネ屋さんを選びましょう。メガネに関しての知識や技術を持っているのが認定眼鏡士です。
メガネ販売を行う際、この資格を持っていなくても販売することは可能です。メガネの知識や技術がなくてもメガネ販売はできますが、メガネは視力と関係するので、専門的な知識がある人に相談するほうが、生活の質を高めるため、安全にメガネを使うためにも重要なのです。
メガネの専門学校がある
眼鏡の専門技術を身につけるための眼鏡の専門学校もあります。全国に5校あるとされていて、メガネ技術者を養成しています。この学校を卒業して、試験に合格すると認定眼鏡士として活躍できます。認定眼鏡士の制度は、平成13年からあり、全国で資格を持っている人が活躍しているのです。
よりよいメガネを購入するために
メガネは、高い商品もあれば安い商品もあります。これらの違いがよく分からないという人も多いでしょう。できるだけ安いものを…と思って購入される方もいますが、視力に関わることなので、価格だけで選ぶのは避けたほうがよいです。
メガネの技術が進化していて、昔に比べるととても快適に使えるものが増えました。しかし、最後に微調整をかけることができるのは、認定眼鏡士です。ご自身の眼に優しいメガネ探しをするためにも、認定眼鏡士がいるメガネ屋さんが安心です。
認定眼鏡士制度とは
近年、SNSやテレワークの普及、スマホの見すぎなど、さまざまな要因による視力の低下が問題となっています。特に、子どもの視力低下が増加していると言われており、スマホやゲームの画面を直視することによる、ブルーライトが原因のひとつだと言われています。
こういった背景があるなかで、これから眼鏡を掛ける必要がある方や、すでに眼鏡を掛けている方は、どうやって眼鏡屋さんを選んでいるのでしょうか。
眼鏡の種類が豊富なお店や、本体価格が安いお店を選ぶといった方法もありますが、認定眼鏡士が在籍しているお店を選ぶというのも選択肢のひとつです。
認定眼鏡士制度とは何か?
お店の選び方の基準のひとつとして、認定眼鏡士が在籍しているお店で選ぶというのも有力な選択肢のひとつです。なぜなら、認定眼鏡士は眼鏡に関するプロフェッショナルだからです。ここでは、認定眼鏡士制度について解説します。
認定眼鏡士制度の概要
認定眼鏡士とは、眼鏡のフィッティングやレンズの加工、調整などを専門的に行う技術者のことです。認定眼鏡士は、日本眼鏡技術者養成協会が認定し、国家試験に合格した人のみ名乗ることができる、眼鏡の総合エキスパートです。
認定眼鏡士は、視機能や光学、眼鏡の作成やフィッティング、アフターケアといった、眼鏡に関するさまざまな知識を持っており、顧客のニーズをくみ取るための、高いコミュニケーション能力やヒアリング能力も求められます。
また、同制度は2001年にスタートしましたが、2022年3月末からは、国家資格「眼鏡作製技能士」へ名称が変更されました。
認定眼鏡士制度の目的
認定眼鏡士制度の目的は、眼鏡のフィッティングやレンズの加工などの技術を持った人材を育成し、消費者に安心して眼鏡を購入してもらうことです。また、眼鏡業界の技術水準の向上を図ることも、目的のひとつです。
認定眼鏡士制度は、日本眼鏡技術者養成協会が運営しています。認定眼鏡士になるためには、専門的な知識や技術を身につけるための講習を受け、試験に合格する必要があります。
また、SNSやテレワーク普及によって、人々の視生活も絶えず変化していることから、認定眼鏡士は常に最新の情報や、業界動向を熟知する必要があります。
そのため、資格維持のためには定期的に継続教育を受けなければなりません。このことから、認定眼鏡士は常に最新の知識や技術を身につけているプロといえるでしょう。
認定眼鏡士制度の試験はどのような形式で行われるのか?
認定眼鏡士制度の試験は、筆記試験と実技試験があります。筆記試験では、眼鏡のフィッティングやレンズの加工などの、技術に関する問題が出題されます。実技試験では、眼鏡のフィッティングやレンズの加工などの技術を、実際に行うことが求められます。
眼鏡屋の選び方
眼鏡を購入する際には、適切な店舗を選ぶことが重要です。ここでは、眼鏡屋の選び方のポイントについて紹介します。
認定眼鏡士が在籍している店舗で選ぶ
眼鏡屋を選ぶときは、認定眼鏡士が在籍している店舗を選ぶとよいでしょう。
認定眼鏡士は、眼鏡のフィッティングやレンズの選定において高い知識と技術を持った専門家であるため、眼鏡の種類や形状、素材、レンズの種類や特性などについて豊富な知識を持っており、最適な眼鏡を提供できます。
また、眼鏡の調整には、専用の道具や技術が必要ですが、認定眼鏡士は、これらの道具や技術を熟知しており、正確かつ迅速に調整を行えます。また、最新のレンズ技術や製品にも精通しており、最新の情報を提供できます。
眼鏡店を選ぶときは、高い知識と技術を持った認定眼鏡士が在籍している店舗を選ぶことで、より自分に合った最適な眼鏡を選べるでしょう。
店舗の評判や口コミで選ぶ
眼鏡屋を選ぶ際には、店舗の評判や口コミを確認することも重要です。ネット上には、多くのレビューサイトや口コミサイトがあります。実際にその店舗を利用した人たちの意見を参考にすることで、よい眼鏡屋を選べます。
一方で、こういったサイトの情報には、根拠の無いレビューや口コミが存在している可能性もあることには留意が必要です。
店舗のスタッフの質や知識で選ぶ
眼鏡屋を選ぶ際には、店舗のスタッフの質や知識を確認することも大切です。店舗に行った際には、スタッフの対応やアドバイスを受け、スタッフの知識や技術を確認しましょう。
また、スタッフが認定眼鏡士であれば、確かな技術を所有していることの証明であるため、店舗選びで失敗する可能性は低いといえます。
店舗の品揃えや価格帯の比較方法
眼鏡屋を選ぶ際には、店舗の品揃えや価格帯を比較することも大切です。店舗によっては、取り扱っている商品やブランド、価格帯も店舗によって異なります。そのため、自分が求める商品や価格帯に合った店舗を選ぶことも、方法のひとつです。
迷ったら認定眼鏡士に相談しよう
本記事では、認定眼鏡士制度についての概要と、眼鏡屋の選び方を解説しました。認定眼鏡士制度は、高い技術と能力を持っていることの証明でもあります。
どの眼鏡店を選べばよいかわからない、スタッフが選んでくれた眼鏡がどうもしっくりこないという場合は、認定眼鏡士に相談してみると、違った回答が得られるかもしれません。
まとめ
メガネ店にはさまざまな種類があることが分かりました。メガネは高いというイメージがあり、どうしても安く購入できるお店を探してしまいがちです。しかし、ご自身の眼のことを考えるなら、メガネ店選びの際は認定眼鏡士がいるかどうかを調べて、メガネ購入後のサポートも確認してから購入するようにしましょう。